難病を持った子供の話

人間は生まれる前、神様から一つだけ欲しいものをプレゼントされる。
そのため皆、神様のところへ行き欲しいものをお願いする。
大金持ちになりたい。
カッコ良くなりたい。
有名人になりたい。
メジャーリガーになりたい。
それぞれ、そう言うと、神様はその後ろの棚から希望のプレゼントを渡してくれる。
でも、その子は自分の番になった時、神様の後ろの棚の隅っこにあるプレゼントを指差して聞いた。
「神様、その後ろの奥の方にある、プレゼントは何?」と。
すると、神様はこう答える。
「これは難病っていうプレゼントなんだよ」
「生まれてから死ぬまで、その多くは苦しむだけなんだ」
「だから、これをあげられるのは、本当に強い子にしかあげられないんだよ」と。
そして、その子は素朴な疑問を抱く。
「ここにあるプレゼントは皆にあげるものなんでしょう」
「だったら、誰かがそのプレゼントをもらうんだよね」と。
続けて、こうも語る。
「だから私は、その難病をもらってきたの。だって、他の子がもらったら可哀そうだもん」
「だから私は強くて特別な子供なんだ」
その子は、そのようにお母さんに病気の説明をした。
今、自分が生きている事には、必ず何かしらの意味がある。
皆さんがもらった神様からのプレゼントは何ですか?
そう考えると、自分が生きている意味、存在感について考えられないだろうか。
こんな話聞いちゃうと自分が恥ずかしくなりますね・・・